裏千家茶道 草月流いけばな 北小金教室

四月のお稽古が終わり連休明けの五月のお稽古が始まるまで、風炉の準備を着々としていきます。柄杓、茶碗、炭道具などの道具類の入れ替え、炉の炭を片付け風炉の炭の用意…そして炉中の灰を上げ、篩にかけます。まだまだ風炉の準備は続きます。

炉の最後の相伝稽古は大円真を致しました。当北小金教室では、炉と風炉で必ず相伝稽古をして頂きます。皆さま少しずつ自分のものになさっているのが分かります。

透木釜での炭手前は、五徳がない分湿し灰を撒きやすく、また、透木の扱いや釜に水を入れる所作、釜肌から立ち上る水蒸気など…言うに言われぬ風情があります。

裏千家の四月の趣向の一つに、炉中の五徳をあげ透木を置き、透木釜を掛けます。炉の中の火の熱さを少しでもお客様にお見せしないようにとの配慮です。四月の稽古科目、四ケ伝の勉強をして頂きました。

釣り花入に藤の花を入れてみました。軸は、太平一曲は大家知るとお読みします。天下太平を愛でる調べは皆が知っている…一曲を釜の湯なりに例えてみても…1850年,大徳寺の大綱老師が79歳の時に揮毫されたものです。