裏千家茶道 草月流いけばな 北小金教室

久々に玄関に秋の花々を生けてみました。真ん中の青紫色の花は竜胆…りんどうとお読みします。その根はあまりにも苦く、熊の胆より苦い、竜の肝 だという事からだとか…矢筈芒、吾亦紅に色づいた雪柳とともに…

筌とは魚を捕る道具の事で、魚を得たらその道具の事は忘れなさい という意味…お釈迦様の言葉を借りれば、川を渡る時は、筏、すなわち仏教の教えを使いなさい、でも陸に上がって山に登るのなら、川を渡してくれた仏教の教えはどこかに捨てていきなさい…つまり、今を一生懸命に生きなさい という事でしょうか…

朝からの雨が止み、秋の足音とともに虫の音が聞こえて参りました…今日の菓銘は、虫の音…ふくしま家さんの上用饅頭。立礼のしつらえ、華やかな金襴手の皿に…

名古屋の先生から、美濃大茶会での素晴らしいお席の様子をお伺い致しました。本席は後西天皇…伊勢物語は美濃で終わり、天皇はその撰をされていたとか…寄付は宙宝宗宇の萬歳千秋萬歳…わたくしも同席した気分になりました。

庭に咲く最後の宗旦木槿…斬新な白と黒の器に入れてみました。水引と白萩とともに大胆に…