裏千家茶道 草月流いけばな 北小金教室

明治記念館での懇親茶会へ行って参りました。濃茶席、薄茶席、立礼席 そして点心席…すべて椅子のお席です。賛否両論はありますが、お年を重ねた方々には、おみ足の事もあり、おおむね好評のようでした。お弁当ではないので、点心も暖かく頂戴致しました。

今日のお床は立礼のしつらえです。中央の扇面は 和風 とお読みします。物騒なニュースが駆け巡っていますが、平和の風が吹くと良いですね。右側の香合は 鼓。花は、水引 フウセンカズラ 桔梗 藤空木…数にこだわらず、形にこだわり入れてみました。

ガーベラとカヤツリグサに足元には、スプレーマムをあしらい、いけて下さいました。カヤツリグサは折ったり、曲げたりと、とても躍動感がだせる花材です。

今日9月9日はは五節句の一つである 重陽の節句…先人は着せ綿で体を清め、菊酒を頂き不老長寿を願い、また、ぐみの実をお床に飾り厄よけをしておりました。わたくし達の国の古き良き伝統の一つです。

今日は大学時代の茶道部の仲間との同期会でした。お茶という道を通じて、細く長くお付き合いさせて頂いております。

秋の日は、つるべを落とすかのように早く沈んでしまう事…今日の短冊は、窓近く芙蓉花咲く簾越しに 夜明けの月の今朝は さわやけき…とお読みします。釣瓶の釣花入に 芙蓉を入れてみました。秋の足音が聞こえてきます。